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学長からのメッセージ


常磐大学・常磐短期大学 学長 富田 敬子

社会に役立つ実学を身につけ地域とともに成長を
常磐大学の建学の精神に「実学を重んじ真摯な態度を身につけた人間を育てる」とあります。実学とは社会に役立つ学問であり、幅広い教養とともに実践的な知識と技術、技能を身につけることです。本学は、地方の私立大学として地域とともに成長し、巣立った学生たちが地域に貢献できる社会人となることを願っています。

現在、3学部10学科に在籍する学生が、それぞれの専門知識をどう役立てるかを意識しながら学んでいます。実際に県内のさまざまな企業や団体と連携して、学生たちの発想やアイデアを活かしながら課題解決への取り組みを進めています。また、学部を横断して取り組む「トキワ de SDGs」がスタートして4年が経ちました。学生は身の回りの問題を発見し、どうしたら解決できるかを考え行動しています。学内のゴミ問題や服のアップサイクルを企画するなど、頼もしく奮闘しています。

一方、時代の要請に応えてICT、データサイエンス教育の充実も図ってゆきます。本学では全ての学科で情報の処理や統計の基礎などを身につけられるようにカリキュラムを編成し、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の認定を受ける予定です。現代の社会においては、データサイエンスの基礎を身につけることは必須であると考えます。
グローカルな視野を育み異文化理解を深める
私は、2019年に学長に就任して以来、これまでの海外での経験を教育に反映したいと考えてきました。そこで「グローバル」と「ローカル」を掛け合わせた「グローカル」教育を提唱しています。ローカルな学びの中にグローバルな視野を育むことが必要です。

さまざまな専門的な学びの中で、私たちの社会が世界とどうつながっているか理解して欲しいと思います。本学の学生の約9割は茨城県出身であり、卒業生の大半が県内で就職をしていますが、茨城の企業の中には海外で活動しているところも少なくありません。

また、インバウンドに目を移せば、茨城県内には8万人近くの外国人が住んでいます。職場や近所に外国人がいることも不思議ではない時代です。そういった人々とコミュニケーションをとるための教養、異文化理解の知識を学生のうちに身につけて欲しいと思います。学生時代の知識の蓄積やさまざまな経験はかけがえのないものです。私たちは皆さんのチャレンジ精神、叶えたい夢に寄り添い、精一杯そのお手伝いをさせていただきます。


Profile

茨城県立水戸第二高等学校卒業
東京女子大学文理学部社会学科卒業
米国Georgetown University 大学院
人口学修士課程修了
米国Fordham University 大学院
社会学博士課程修了
1988年、ニューヨークの国連経済社会分析局入局。バンコクの国連アジア太平洋地域経済社会委員会勤務を経て、2009年よりニューヨークの国連経済社会局統計部次長を務めた。その間、タイ国マヒドン大学人口社会研究所客員研究員、ボスニア・ヘルツェゴビナ国およびミャンマー国国勢調査の国際諮問委員会委員を兼任。現在も、国連国際人口移動統計専門家グループのメンバーを務める。2019年4月より現職。