グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


大学について

ホーム >  大学について >  学長からのメッセージ

学長からのメッセージ


常磐大学・常磐短期大学 学長 富田 敬子

皆さんと同じ年頃の時、私は「自分が夢中になれるもの」に出合いました。その胸躍るテーマに惹かれるまま、人生を歩んできたと言っていいでしょう。高等学校時代に開発途上国スリランカから来ていた農業研修生と親交を深め、20歳の時に誘われるままスリランカを訪れ、そこで目にした風景に心を奪われました。経済成長を謳歌し、物品が溢れる日本とは対照的に、そこでは、人々が質素ながらも心豊かな暮らしを営んでいるように見えました。大学生の私は「発展の意味」や「お金で測れない価値」の探究をしたいという思いを強めました。そして3年間の社会人生活を経て、アメリカの大学院に留学し、その後、国連で「開発途上国支援」という課題に取り組む日々を過ごします。学生時代の経験があったからこそ、心ときめくものと向き合える人生が送れてきたのだと考えています。

皆さんもぜひ常磐大学、常磐短期大学で「自分が夢中になれるもの」を見つけてください。本学は、大学院1研究科、大学3学部、短期大学2学科を擁する総合大学です。学究的かつ実践的なカリキュラムを提供すると同時に、現代社会に必要な幅広い教養を身につけられる環境を用意しています。無限の可能性を持つ皆さんが本学の環境で前向きに多くの物事と触れ合うことこそ、「自分が夢中になれるもの」を見つける近道です。

本学は「実学を重んじ真摯な態度を身につけた人間を育てる」ことを建学の精神としています。実学とは、実生活に役立たせることを趣旨とした、課題解決型の学問を意味します。これまでも、本学は、地域との協働を通じて学生を育てようと、地元の市町村や企業、団体の協力を得て数々の連携講座やプロジェクト科目を展開してきました。今後も、産学官民連携を積極的にすすめ、実社会が求める人材、地域社会の発展に貢献できる人材が育つような学修体制をつくり続けていきます。

また、私たちは、この建学の精神のもと、地元(ローカル)にいながらグローバルな視野を身に着けた教養人を育成する「グローカル教育」も推進させていきます。グローバル化の奔流は、地域社会も巻き込むようになりました。地方の企業も積極的に海外展開を試み、数多くの海外研修生を受け入れています。こういった時代にあって、自分たちを取り巻く社会と海外の事象を、グローバルな視点から結び付けることができる人材が、ますます必要とされていくでしょう。そこで、私たちは英語力の向上や国際交流を通し、自分ならではの考えを広く発信する力や多様性を受け入れる心を育むことにも力を入れていきます。

2019年、本学は、世界各国の高等教育機関や国際機関などとの連携を図る「国連アカデミック・インパクト」の加盟校となりました。併せて、国連が人間と地球の繁栄のために掲げた「SDGs(持続可能な開発目標)」を念頭に、持続可能な未来社会の構築に向けて貢献していきます。本学が独自に取り組むSDGsに関連する諸活動を“トキワde SDGs”と称して、SDGs支援のための活動をより活発化させていきます。

各々が得た知識や教養を他者や隣人のために生かす姿勢が、社会や世界への貢献につながります。「実学」を基盤に、社会を支える人生ほど豊かなものはないと私たちは考えています。 教職員一同、皆さんが本学で「自分が夢中になれるもの」と出合い、ともに「知りたい!」「挑戦したい!」という気持ちを持って前向きに過ごす日々を心から楽しみにしています。


Prof ile

茨城県立水戸第二高等学校卒業
東京女子大学文理学部社会学科卒業
米国Georgetown University 大学院
人口学修士課程修了
米国Fordham University 大学院
社会学博士課程修了
1988年、ニューヨークの国連経済社会分析局入局。バンコクの国連アジア太平洋地域経済社会委員会勤務を経て、2009年よりニューヨークの国連経済社会局統計部次長を務めた。その間、タイ国マヒドン大学人口社会研究所客員研究員、ボスニア・ヘルツェゴビナ国およびミャンマー国国勢調査の国際諮問委員会委員を兼任。現在も、国連国際人口移動統計専門家グループのメンバーを務める。2019年4月より現職。